手芸の部

作品サイズ表記:W(横)×D(奥行)×H(高さ)(単位 ㎝)

手芸の部 内閣総理大臣賞 

日本刺繍科 「飛翔」(W120×D60×H100)

 

作家コメント

「飛翔」の様を表現するにあたり、空の広がりや高低差、鶴引く勢いを出す為の構図に難儀しました。そして羽の影の色を入れることで、動きの有る鶴になったと思います。

講評

空間を感じる構図で鶴の飛翔イメージが爽快に伝わります。素材や技法も計画的に使われ、日本刺繍の良さが詰まった作品。屏風仕立てにしたことで全体に立体的に見え、鶴の躍動感や生命力が表現されています。


手芸の部 文部科学大臣賞

ハーダンガー刺繡科「きらめき」(W140×D5×H140)

 

作家コメント

ここ数年で子供たちの伴侶や孫たちも増え、賑やかになってきました。その嬉しい気持ちと、皆が幸せになってほしいという気持ちをこめてひと針ひと針刺しました。

講評

一針一針の手仕事の積み重ねを魅力に転じさせているお手本のような作品でした。額装の色彩も作品と調和が取れていて、作者が鑑賞者に

作品をよく見せたいという意識が良く伝わってきます。


東京都知事賞  (第58回は手芸の部より選出)

絽ざし科「雲龍打掛の花魁」(W35×D2×H75)

作家コメント

ゴッホが愛した日本の浮世絵。パリの雑誌の表紙に英泉のこの図が掲載されゴッホも油絵で模製作しました。今年は辰年。私の干支。この錦絵に心惹かれ刺しました。

講評

美人画を得意とした溪斎英泉の花魁を、絽ざしの技法で針と糸による独自の世界観を表現しています。打掛の雲龍が巻きつきながら上昇する様を細部の表情まで丁寧に仕上げたことで完成度の高い作品となっています。

 

 


読売新聞社賞

手芸の部

ハーダンガー刺繍科「想いをこめて・繍」(W140×D10×H100)

よみうりカルチャー賞

手芸の部

パッチワーク科「布あそび」(W165×D1×H185)


会長賞

手芸の部

てまり科「波の花:能登」(W50×D30×H30)

協会賞

手芸の部

パッチワーク科「春の訪れ」(W161×D1×H201)